KEIM Concretal®-Lasur AP

カイム・コンクレタール・ラズワ

コンクリート保護用ゾルシリケート塗料

コンクリート本来の質感を活かしながら、化学結合で下地と一体化。
剥がれない・膨れない・色褪せない。100年の技術が支える超耐久コーティング。

📋 日本塗料工業会登録 S53002
🌿 F☆☆☆☆(ホルムアルデヒド放散)
🔬 DIN EN1504-2/2.2 準拠
🇩🇪 ゾルシリケート結合剤

OVERVIEW

製品概要Product Overview

製品タイプ

コンクリート保護用ゾルシリケート塗料(屋内・屋外)

結合剤(バインダー)

ゾルシリケート・ケイ酸カリウム水ガラス・アクリル酸

比重

約 1.20 g/㎤

耐水蒸気拡散性

sd (H₂O) = 0.02 m

色堅牢度

A1(BFS テクニカル・インフォーメーション No.26 準拠)

保管期限

密封・冷所・霜なし環境で 12ヵ月

カイム・コンクレタール・ラズワ AP は屋内・屋外のコンクリート保護用塗料です。コンクリート本来の打放し風合いをそのまま残しながら着色する「クリアカラー仕上げ」から、下地を均一に覆う「塗りつぶし仕上げ」まで対応。カイム・シラン-100(撥水剤)と併用することで DIN EN1504-2/2.2 の防水要求に準拠します。

FEATURES

製品の特長Key Features

⚗️

シリケート化による一体化

液体ケイ酸カリウムがコンクリート細孔に約2mm含浸し、化学反応で石化(シリケート化)。壁と塗料が「一つの石」のようになるため塗膜が存在せず、剥がれ・膨れが根本的に発生しません。

💧

高い透湿性(呼吸する壁)

外部からの雨水は弾きながら、壁内部の湿気(水蒸気)は外へ逃がします。結露・カビ・鉄筋腐食による爆裂を抑制し、建物の長寿命化に貢献します。

☀️

圧倒的な耐候性・色褪せなし

無機顔料使用のため、紫外線による退色がほとんどありません。100年以上前に塗装された建物が今なお現存する実績がその品質を証明しています。

🔥

不燃性・安全性

天然鉱物(無機質)成分のため不燃性。火災時にも有毒ガスを発生させません。VOCフリーで人と環境に優しく、ドイツの厳しい基準をクリアしています。

🎨

200色以上のカラーバリエーション

カイム・パレット・エクスクルーシブより200色以上から選択可能。コンクリートの打放し質感を活かしたクリアカラー仕上げが実現できます。

🏗️

CO₂・大気汚染物質から保護

CO₂等による中性化劣化を防ぎ、外部からの強烈な大気汚染物質の浸食を防止。コンクリート表面はミネラル・マット仕上げになります。

SUBSTRATE

適用下地Applicable Substrates

コンクリート
セメントモルタル
ALCパネル(※)
コンクリートブロック
打放しコンクリート(屋内外)

※ ALCパネルへの施工は別途ご確認ください

⚠ 下地の注意事項

  • 含水率10%以下に乾燥させること
  • 型枠離型剤・白華・レイタンス・藻・カビ等がないこと
  • 水平面やわずかしか傾斜していない劣化表面には適用不可
  • 鏡面状態で吸湿性が確保できない場合はサンダー等で目荒らしが必要
  • 有機塗料が残っている場合は完全に除去すること
  • 新しいコンクリートはカイム・ベトンシュネルレイニジャーで型枠油を除去

FINISH TYPE

仕上げ種別と希釈Finish Types & Dilution

クリアカラー仕上げ
Clear Color Finish

コンクリートの型枠感・風合いを完全に残したまま薄く着色する仕上げ。希釈率を変えることで透明度を自由に調整できます。

  • 主材(ラズワAP)+ ベースAP(増量材)希釈 → 理想的な塗装性と塗膜厚み
  • 主材(ラズワAP)+ フィキサティブ(希釈材)→ 高透明度・極薄塗膜
  • 刷毛2度塗りを基本、各回の間隔は最低12時間
  • 大面積には吹き付け塗装を推奨

塗りつぶし仕上げ(オパーク)
Opaque Finish

コンクリートの手触りを保ちつつ下地を均一に覆う保護塗装。防水・耐劣化機能を提供します。

  • 【下地塗り】ラズワAP 15L に対しベースAP 2.5〜8L(比率 0.2〜0.5)で希釈
  • 【仕上げ塗り】ラズワAP 原液のまま刷毛・ローラー・スプレーで塗布
  • 一度で所定の部分を塗りきること
  • 塗装と塗装の間隔は最低12時間

💡 希釈の重要ポイント

  • 希釈は必ず専用希釈材(カイム希釈液)を使用。上水等での希釈は不可
  • ハカリで主材と希釈材の重量を正確に計量すること
  • 事前に試塗りを行い、希釈率・色彩・テクスチャーを確認すること
  • 塗装作業前・作業途中でも十分に撹拌すること

HOW TO USE

施工手順Application Procedure

01

下地確認・清掃

割れ・浮き・不陸・既存塗膜の状態確認。型枠離型剤・白華・レイタンス・藻・カビ・油脂・サビ・ほこりを完全除去。新しいコンクリートはカイム・ベトンシュネルレイニジャーで洗浄。

02

養生

塗装しないガラス・自然石・セラミック・周囲の道路等を適切にマスキング・養生する。

03

前処理(推奨)

吸収率が高い下地・気候にさらされた塗装面にはカイム・シルグルンドまたはカイム・シラン-100で撥水処理し防水力を強化。多孔性・旧鉱物性塗膜が残る面はカイム・コンクレタール・フィキサティブで前処理。

⏱ シルグルンド塗布後:約4時間後に下地塗り開始
⏱ シラン-100塗布後:約4〜24時間後に下地塗り開始

04

塗材の調合・計量

ハカリで主材と希釈材の重量を正確に計量し、目的の希釈率で混合。作業前・作業途中も頻繁に撹拌する。

⚠ 専用希釈材のみ使用可。上水等での希釈は不可。

05

下塗り(1回目)

ローラー・刷毛・吹き付けにて塗装。エクスパンション・ジョイント等の区画ごとに塗装し、生乾き状態での重ね塗りはしない。ローラーの重なり部分で色ムラが出た場合はスポンジ・乾燥ローラーで余分な塗料を吸着して調整。

💡 大面積の場合は均一な仕上がりのため吹き付け塗装を推奨

06

乾燥(工程間インターバル)

塗装と塗装の間隔は最低12時間。工程内インターバルは2時間以上。

⏱ 乾燥時間は気温・湿度・下地の吸収率により変動します

07

仕上げ塗り(2回目)

事前の試塗り見本とテクスチャー・色彩・仕上げ厚を比較確認のうえ、下塗りと同じ工法で塗装。パターンずれがないか確認する。

08

養生・保護(最終)

塗装後、乾燥するまで直射日光・風・雨から保護する。最終養生期間:12時間以上。

CONDITIONS

施工条件Application Conditions

気温・下地温度 +5℃ 〜 +30℃
湿度 最大 80% 以下
天候 十分乾燥した天気のみ施工可。直射日光下・加熱状態の下地・強風時・降雨可能性がある場合は中止
下地含水率 10% 以下
工程内インターバル 2時間以上
工程間インターバル 12時間以上(最少)
最終養生 12時間以上

COVERAGE

所要量(目安)Coverage Rate

塗りつぶし仕上げ(2回塗り)
コンクレタール・ラズワ AP
約 0.25 L/㎡
コンクレタール・ベース AP
約 0.04 L/㎡

クリアカラー仕上げ(2回塗り)
各回
約 0.125 L/㎡
合計目安
約 0.25 L/㎡

※ 上記は滑らかな下地への参考値です。正確な使用量は試し塗りで決定してください。下地の吸収率により大きく変動する場合があります。

PACKAGING

包装・関連製品Packaging & Related Products

コンクレタール・ラズワ AP
(主材)

1L・5L・15L

コンクレタール・ベース AP
(増量材)

5L・20L

コンクレタール・フィキサティブ
(希釈材)

5L・20L

カイム・シルグルンド 撥水剤(前処理用)。塗布後4時間後から下地塗り可。
カイム・シラン-100 撥水剤(前処理用)。DIN EN1504-2/2.2 防水要求準拠に必要。塗布後4〜24時間後から下地塗り可。
カイム・ベトンシュネルレイニジャー コンクリート用クリーナー。新しいコンクリートの型枠離型油除去に使用。

SAFETY

安全上の注意・廃棄Safety & Disposal

⚠ 安全上の注意(GISCODE: M-SK01)

  • 塗装しないガラス・自然石・セラミック等は適切にマスキング・養生すること
  • 飛沫が周囲や道路に付着した場合は直ちに大量の水で洗い流すこと
  • 目や肌を飛沫から保護すること(保護具着用推奨)
  • 子供の手の届かない場所に保管すること
  • 狭所・密閉環境では確実に換気を行うこと
  • 直射日光・熱を避けて保管すること
  • 使用後は容器を密封し、冷所・霜のかからない場所で保管
廃棄処分 EC廃棄物処理コード No.080112 に準拠。容器廃棄の際は残滓物がないようにすること。
用具の洗浄 使用後は直ちに水洗いで清掃。作業休憩中も用具は塗料または水に浸漬しておくこと。
SDS参照 EC Safety Data Sheet(安全データシート)を必ず参照のこと。